気分循環性障害の実験室

デパケン100mgとエビリファイ1mg

子どもが蹴られていた

横たわった子どもが蹴られている


 今日精神科に行く途中、自動販売機でトマトジュースを買った。
 ガランゴロン…プシュッ…ふーぅ
 早く来すぎた。診察までまだ時間がある。
 新宿区の大学の近く、細く曲がった道だ。

 「やめて!!!」
 「こっちこい」

 隣の美容室から泣き叫ぶ子どもが出てきた。
 男が追いかけて、手を掴もうとしている。
 むむっ、と思う。嫌な男だ。

 と、男が子どもに向かって足で蹴るフリをした。
 これは単なる子どものわがままではないな、と気づく。
 そのうちに、子どもは店の中に引っ張られていく。

 気になって放っておけない。
 ジュースを飲むフリをして店内の前に残る。
 そして、店の中をのぞいてみると、

 「えっ!」

 と声を出してしまう。
 男が横になっている子どもを蹴り続けているのだ。

電話はどこにするか?

 慌てた。

 『虐待には通報義務がある』

 そう思い出して、スマホを出して児童相談所に電話をする。
 「こちらは児童相談所です」

 …ん?電子音声だ。

 「お住いの地域の郵便番号をダイヤルしてください」

 いや、そんな時間はないのだ。
 目の前で子供は蹴られれている。

 冷静に冷静に…ダイヤルをする。

 「最寄りの児童相談所はどちらですか?」

 おい、わからないよ。
 緊急事態なんだ!!

 思ったより時間がかかる。
 私は、怪しまれるのを避けて、店の前から場所を移動する。

 いくつかの質問に答えて、やっと人が応答する。
 
 一息に、事情を説明する。

 「この後、そちらはどう動くのでしょうか?」
 と、思わず、聞いてしまう。
 「その子どもがどこの管轄なのかということも、」
 「今すぐ、子どものところに駆けつけないんですか?」
 「こちらは休日の対応窓口になっております。この後児童相談所に引き継ぎます
  それから…」
 「警察に電話した方がいいんでしょうか?」
 …いや、もういい警察に電話しよう。

反省

 ・目の前で起こっている事件は、
  警察に通報しないと即時的な対応はしてもらえない。

 ・他に通りかかった人に声をかけて電話を頼んで、
  自分は一刻も早く男を止めに行くべきだった。

 ・男に立ち向かう前に、なんらかの組織に先に連絡したのは正解。
  (後ろ盾や証拠なしで、一人で立ち向かうのはよくないだろう)