気分障害の実験室

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『精神疾患の脳科学講義』

ついに読了!

 

精神疾患の脳科学講義

精神疾患の脳科学講義

  • 作者: 功刀浩
  • 出版社/メーカー: 金剛出版
  • 発売日: 2012/07/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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 いや、本当に面白くて、集中して一気に読んでしまいました。

 私の新しい担当医師の功刀医師の著作。

 

 みなさん、一読の価値があると思います。

 

うつ病の話は中盤から

 

 統合失調症からうつ病について話が移っていきます。

 とはいえ、話が関連している上に、

 ドーパミン系の薬を飲んでいる身としては、

 統合失調症の話は外せません。

 

 しっかりと全部読まさせていただきました。

 

うつ病のあたりの話のまとめ

 

ストレス反応について中心的役割を果たすのはHPA系であり、

その調整障害などによる海馬など脳への障害が

うつ病の一時的原因であることが示唆されている。

しかし、巷ではうつ病セロトニンとかノルアドレナリンなどの

モノアミンの減少によって引き起こされると書いてある本が多い。

 

 では、モノアミンはどういった働きをしているのか。

 実は、モノアミンがうつ病に関連しているとするには矛盾が存在します。

 

第一の矛盾は、

うつ病患者の脳においてこれらのモノアミンが減っている

という確かな証拠がないことである。

(中略)

第二の矛盾は、

抗うつ薬の作用の時間経過と

うつ病の回復経過の時間経過のギャップである。

 

 実はモノアミンは直接的な原因でなく、

 モノアミンが増えたことでBDNFというタンパク質が増えるからではないか

 と言われています。ということで、

 現在はBDNF(=脳由来神経栄養因子)による仮説が有力でです。

 

 実は、BDNFとても重要なようです。

 

 というのも、BDNFによってHPA系というシステムを制御する海馬が

 正のスパイラル、負のスパイラル、両方に移行する可能性があるから。

 

BDNFの発現が上昇すると、ニューロン新生が促進され、

ニューロンの突起身長やシナプス形成なども促進される。

それによってストレスホルモンなどによって障害された

うつ病患者の脳(海馬など)が修復されることによって、

うつ病が回復するというメカニズムが考えられる。

 

海馬はHPA系を制御している。

したがって海馬が障害されると、

HPA系のフィードバック機構が破綻することによって

HPA系が持続的に亢進し、

それによってさらに海馬が障害するという悪循環を形成する可能性がある。

 

 ということです。

 BDNF大事!

 

最後に10ヶ条

 

 が書かれています。

 

1.食事は規則正しく、ゆっくりと

2.十分な水分補給(ジュースでなく、水やお茶で)

3.色々な全粒穀物を(精製済み穀物でなく)

4.魚は週に3回

5.うつ病にはEPAやHPAサプリメント

6.砂糖や人工甘味料、カフェイン、ニコチン、アルコールは控えめに

7.魚、ナッツ、種、浴び角、オリーブなどの脂肪を

8.乳酸菌、ビフィズス菌で腸内細菌を改善

9.十分な睡眠と毎日の運動

10.外に出て日光と新鮮な空気を味わおう

 

 んー。

 自分の続けてきたことに間違いはなさそうです。

 実際に体調は悪くないですし。

 

 そのうちBDNFについてまとめた記事を書こうと思います。

 

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